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オレたちゃ男だ!
白人の男性、女性、そして黒人の男性という順序で紹介していくと「人種差別」「男女差別」との批判が起きそうです。叱られる前に説明しておきましょう。
相撲でも、寄席でも、歌謡ショウでも、ランクの低い順に登場しますよね。それに従っているだけなのです。
声域の高低は首の長さに大体比例しているようですが、声の深さ、奥行きは頭蓋骨の形で決まるというのが現時点での定説です。頭蓋骨が前後に長い人間の声の方が奥行きがあるとする見解です。
そして前後に一番長いのが黒人、次いで白人、そして我々黄色人種は概して「ゼッペキ頭」です。声の深さに加えてアフリカ系の人々は独特のリズム感を持っています。だから私は黒人歌手の歌が好きなのです。
先ず御大。この人の声は潰れているので奥行きは云々できませんが、音楽センスはメチャクチャ優れていますよね。足のつま先まで楽器だ、と言われています。
実は、私はこんなのも好きなのです。特にエンディングは御大ならでは、の至芸。
御大より少し若いビリー・エクスタインという人もトランペットを吹き、トロンボーンもこなしただけでなく、チャーリー・パーカー、マイルズ・デイビス、ディジー・ガレスピーといったモダンジャズの旗手たちを擁するフルバンドを編成していました。要するに彼らはお弟子さんなのですが、ボーカルの弟子の最高峰は、以前紹介したサラ・ボーンです。彼女については次稿あたりでじっくり語りましょう。
歌手としてのビリー・エクスタインは、意外にもポピュラーな唄もさらっと歌っています。
御大と比べてみますか。
美声ですねぇ。
この人より15歳ばかり年下で、オペラ歌手になってからジャズに転向したのがジョニー・ハートマンです。お聞きの通り、明らかにビリーのあとを追っています。
日野晄正兄弟など日本人プレイヤーとの共演。
カウント・ベイシー・バンドの専属歌手たちも好きです。
至近距離で楽しんだことのあるサミー・デイビス・ジュニアとカウント・ベイシーの共演も大変なものです。
これが彼の最後のテレビ出演だったようです。
レイ・チャールズの歌い方はどうにも好きになれないのですがジョージア州に敬意を表して….
さ、お待たせしました。
名ピアニストとして名を馳せていた彼が大歌手になったきっかけが共演者たちの遅刻だった、という話はご存じの方が多いでしょう。弾き語りを聴いてみましょう。
私が好きなのはこの歌唱です。オシャレで楽しい。
締めはヤッパこれでしょう。
by
yardbirdT
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2009-06-18 15:25
<< 没後20年の祥月命日だから.....
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